宅子の会
月瀬八幡宮の参道沿いには、江戸後期の歌人「小田宅子」の生家が在ります。
小田宅子は、筑前国遠賀郡底井野(福岡県中間市)の商家小松屋の娘。伊藤常足に和歌を学び、歌仲間阿部峯子の『伊勢詣日記』に刺激され、天保12(1841)年,友人らと一緒に、5ヶ月かけて伊勢神宮をお参りし、さらに足をのばして、日光、江戸を見物してまわりました。その旅日記を『東路日記』と称して著したのです。
※作家田辺聖子さんが『姥ざかり花の旅笠』という本に詳しく書かれています。
この「小田宅子」を顕彰し、更に郷土の文化を一緒に学んでいこうと平成14年から発足したのが『底井野 宅子の会』です。
- ◎定例会 関係古文書を講師の井手川泰子先生を中心に学んでいます。
毎月下旬に1回(14:00~16:00)
参加費 500円 - ◎宅子の旅路をたどる (平成20年6月)
「底井野~赤間関」ということで、下関までをたどりました。 - ◎主演講演会 (平成15年~平成17年)
①近世女人の旅日記集の著者 前田 淑先生
・江戸期の女性による旅日記について
・岡縣集に関わった女性たちのゾーンとしての生涯学習
②時代裂研究家 堀切 辰一先生
・襤褸(らんる) - ◎協 力 (平成16年)
「小田宅子展」中間市民俗資料館
(平成17年)
「田辺聖子」講演会
<連絡先> 月瀬八幡宮社務所内
「底井野宅子の会」
TEL 093-244-1824
FAX 093-244-1949
どなたでもご参加をお待ちしております。一緒に学びましょう。