鎮座地 底井野

鎮座地 底井野

菅原道真公が京都より大宰府に左遷(延喜元年 901年)されることになり、下られる旅の途中、岡の湊(芦屋)に舟をつけ、しばらく当地(現在の底井野近辺)にゆっくりと長旅の疲れを癒されております。
その折、漁夫の常盛という者が、道真公を底井野に御案内申し上げております。
この底井野の辺りは小山が多く、景色も良く松の木も多く、非常に楽しく喜ばれたようです。又、近くには井戸があり、立ち寄って覗き込まれ、自身の姿を映されると、予想外にも未だ衰えていない姿に見え、心よりお喜びになられたそうです。
その折に「実に清き底井かな」と言われたそうです。

それより後、底井に「野」が付けられ 『 底井野 』 と呼ぶようになったそうです。