中間市には世界文化遺産に登録された「官営八幡製鉄所 遠賀川水源地ポンプ室」が有ります。
その関連施設として「取水堰」が遠賀川に昭和5年に作られました。ポンプ室に効率よく遠賀川の水を導入するための堰です。
「堰」の工法としては、いくつかの工法が有り遠賀川の取水堰は「シャノアン堰」と呼ばれる形式で作られています。現存する転倒堰としては日本最古ではないかと言われ非常に価値のある重要な文化財です。
この取水堰が残念ながら、遠賀川の治水事業により撤去される予定であると聞きました。
遠賀橋から川上を眺めると、普段は「堰」が超えて水が流れる様子、一旦台風や大雨で増水すると見えなくなり暴れる水に怖さを感じたりと、長く親しんできた風景が無くなるのは寂しいなと思い、写真を撮りました。